小説のナラトロジー ― 主題と変奏 (世界思想ゼミナール)

小説のナラトロジー
目次
まえがき[三野博司]
I 主題の諸相
 1 虚構性と物語性 ― 筒井康隆『虚人たち』と『美藝公』[木野光司]
 2 回想と現在 ― 大岡昇平『野火』[田畑雅英]
 3 物語の構造と語りのレトリックの絡み合い ― 鏡花『伯爵の釵』[北岡誠司]
 4 テクストとパラテクスト ― 永井荷風『珊瑚集』[北村 卓]
 5 テクストとしての小説家 ― 大江健三郎『懐かしい年への手紙』[三野博司]
II 変奏の行方
 1 写生文と小説のあいだ ― 漱石『草枕』『虞美人草』『坑夫』[大浦康介]
 2 書くことの悪魔払い ― 鴎外『追儺』[伊藤雅子]
 3 越境する物語 ― 谷崎潤一郎『吉野葛』[小山俊輔]
 4 切り取られた時間 ― 川端康成『浅草紅団』[小澤萬記]
 5 テクストの内/外なる〈作家〉 ― 三島由紀夫『仮面の告白』と『禁色』[荒木映子]
 6 高貴にして澱んだ「物語」 ― 中上健次『千年の愉楽』[小西嘉幸・小林裕史]
「あとがき」に代えて ― 物語論の最近の動向[北岡誠司]
 人名・書名索引 事項索引

北岡誠司 編/三野博司 編
本体2,300円(税別)
2003年発行
四六判/342頁
ISBN978-4-7907-0966-4
ナラトロジー(物語論)の観点から、漱石、鴎外、鏡花、荷風、谷崎、川端、大岡、三島、筒井、中上、大江を読み、そうした日本の近現代小説に潜む、語りの技(表現方法)と物語の構造(ストーリー)の両面を分析、小説の新たな読解を提示する。

世界思想ゼミナール (日本語・日本文学)


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