〈外地〉日本語文学論 (世界思想ゼミナール)

〈外地〉日本語文学論
目次
序  「外地」日本語文学を扱うことの意義[神谷忠孝]

第一章 概論
 1 「外地」の文芸 ― 「大日本帝国」の思想・文化史のなかで[鈴木貞美]
 2 外地巡礼 ― 外地日本語文学の諸問題[西 成彦]

第二章 東アジア地域
 1 西川満論[中島利郎]
 2 「外地」における大衆文学の可能性 ― 台湾文学の視点から[下村作次郎]
 3 張赫宙論 ― 日本語と近代に向かう欲望[南 富鎭]  
 4 湯浅克衛 戦後版「カンナニ」私読[奥出 健]
 5 植民地化のソウル ― 梶山季之・田中英光[神谷忠孝]
 6 「夜哨」の世界[岡田英樹]
 7 「満州文学」からアヴァンギャルドへ
      ― 「満州」在住の日本人と言語表現[西村将洋]
 8 譲原昌子『朔北の闘い』考 ― 樺太の現実と生い立ちの「記録」[格清久美子]

第三章 南洋・東南アジア地域
 1 「駆け落ち」する妻たち ― 外間加津美「盆丘の夕映え」を読む[仲程昌徳]
 2 〈外地〉新聞の文芸欄 ― 『爪哇日報』をめづって[池内輝雄]
 3 ジャワ体験の言説
        ― 加藤朝鳥の『爪哇日報』主筆体験と『爪哇の旅』と[木村一信]
 4 〈友愛〉と〈聖戦〉のはざまで ― 小出正吾論[土屋 忍]
 5 寒川光太郎論 ― 南国の光、戦争の影[竹松良明]
 6 戦争を描くということ ― 寺崎浩の〈外地〉体験[掛野剛史]
 7 マラヤにおける日本語教育
        ― 軍政下シンガポールの神保光太郎と井伏鱒二[楠井清文]

あとがき
索引
編者・執筆者紹介

神谷忠孝 編/木村一信 編
本体2,300円(税別)
2007年発行
四六判/332頁
ISBN978-4-7907-1258-9
「外地」という言葉で「隠蔽」され、あるいは「隠蔽」されようとした近現代日本の旧植民地を中心とする地域における日本語文学活動の一端を明らかにする。日本とアジアとの関係の文学的視点からの再考察、日本近代文学史への位置づけとなる。

世界思想ゼミナール (日本語・日本文学)


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