フランス女性の世紀 ― 啓蒙と革命を通して見た第二の性 (世界思想ゼミナール)

フランス女性の世紀
目次
まえがき ― 本書の眼目と構成 ― (植田祐次)
凡  例

I 小説の中の女性
 第1章 悲劇の描き方
  ― ヴォルテール『ランジェニュ』 ― (植田祐次)
 第2章 恋愛遊戯のモラリスト
  ― クロード・クレビヨン『心と精神の迷い』 ― (橋本克己)
 第3章 貞節という美徳
  ― ロベール・シャール『フランス名婦伝』 ― (藤原真実)
 第4章 〈熊〉の私を天才にした女性たち
  ― ルソー『告白』『新エロイーズ』『エミール』 ― (小池健男)
 第5章 もう一つの女性論
  ― ディドロ『修道女』 ― (藤原真実)
 第6章 成り上がる女たちの人生模様
  ― レチフ・ド・ラ・ブルトンヌ『当世の女たち』 ― (大場静枝)
 第7章 女性の死と再生の一ドラマ
  ― サド『エミリー・ド・トゥールヴィル』 ― (橋本到)

II 女性たちの肖像
 第1章 自立した啓蒙女性の軌跡
  ― ベンティンク伯爵夫人 ― (植田祐次)
 第2章 さかさまのおとぎ話
  ― スタール=ドロネー ― (橋本克己)
 第3章 自己に忠実に生きた女性
  ― デファン侯爵夫人 ― (大場静枝)
 第4章 三層の生を生きたルソーの弟子
  ― ロラン夫人と『回想録』 ― (植田祐次・勝田千恵子)
 第5章 透徹した意識による異議申し立て
  ― イザベル・ド・シャリエール ― (植田祐次)
 第6章 生成する物語
  ― シャルロット・コルデー ― (太原孝英)
 第7章 世論を盾に皇帝と対峙した女性
  ― スタール夫人 ― (小宮基敬)

III 女性作家の作品
 第1章 見交わさざる眼差し
  ― リコボニー夫人『クレシ侯爵の物語』 ― (橋本到)
 第2章 孤独な自己探求の道
  ― グラフィニー夫人『ペルー娘の手紙』 ― (多田寿康)
 第3章 過去の残照
  ― ジャンリス夫人『クレルモン嬢』 ― (小宮基敬)
 第4章 したたかに愛を貫く
  ― タンサン夫人『コマンジュ伯爵の回想録』 ― (橋本到)
 第5章 民衆にイメージを与えた劇作家
  ― オランプ・ド・グージュ『修道院』、
  『デュムーリエのブリュッセル入り』 ― (太原孝英)
 第6章 愛と義務のファンタスム
  ― コタン夫人『クレール・ダルブ』 ― (多田寿康)
 第7章 第二の性への醒めた目
  ― イザベル・ド・シャリエール『ローザンヌからの手紙』 ― (植田祐次)

参考文献
あとがき(植田祐次)

植田 祐次 編
本体2,200円(税別)
2008年 6月発行
四六判/310頁
ISBN978-4-7907-1336-4
フランス十八世紀は「女性の世紀」である。それまで「第二の性」とみなされていた女性たちが、自立した生を主張しはじめる。彼女たちはいかに生き、何をいかに表現したか、男性作家の作品にどう描かれたか ― 彼女らの肖像を重層的に再現する。

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