エイズと文学 ― アフリカの女たちが書く性、愛、死

エイズと文学
目次
はじめに

第Ⅰ部 HIV/エイズの物語 ― 研究と実践の背景

第一章 アフリカの性はどうとらえられてきたか
 1 性科学とHIV/エイズ
 2 アフリカのジェンダー研究
 3 アフリカ文学の研究
第二章 社会にあふれるHIV/エイズの物語
 1 HIV/エイズの運動と物語
 2 エデュテイメント
 3 演劇
 4 教材の読本
 5 公募の文学作品集

第Ⅱ部 草の根の女が語るライフストーリー

第三章 女の声に耳を傾ける ― 聞き書き集
 1 一人称の再現
 2 三人称の再現
 3 創作的ノンフィクション
第四章 母が書く物語 ― メモリーブック
 1 メモリーブックとは何か
 2 本論の背景
 3 執筆する母たち
 4 意味の生成
 5 今後の展望
第五章 メモリーブックに記された死と生と病
 1 死の床で書かれるメモリーブック
 2 快復を証言するメモリーブック
 3 病を生きるメモリーブック

第Ⅲ部 小説が表象する女の性

第六章 HIV/エイズを扱う小説
 1 小説が語るもの
 2 作品の傾向
第七章 疲れたヒロイン、成長物語の挫折
 1 ボツワナのヤングアダルト小説『はるか彼方』
 2 性暴力を克明に描く
 3 エイズの時代の物語
 4 家族という希望
第八章 女を意味すること、女を生きること、エイズで死ぬこと
 1 ウガンダの純文学小説『熱帯魚』
 2 性的な主体になる ― 「碧玉」が描く幼少期
 3 性の言説性を知る ― 「情熱」が描く思春期
 4 異性愛主義の言説を攪乱する ― 「お礼状」が描くエイズの女
第九章 自由化する社会、ネットワーク化する性
 1 ガーナの大衆的な小説『花なしでなく』
 2 小説の構造と社会背景
 3 流通する金と性と権力 ― 大富豪と妻たち
 4 関係する男と女 ― 中産階級の夫婦と愛人

おわりに

初出について

HIV/エイズを主題とする小説リスト
文献目録
索引

大池 真知子 著
本体3,800円(税別)
2013年 7月発行
A5判/320頁
ISBN978-4-7907-1600-6
小説、自伝・評伝や聞き書き、メモリーブックの実践など広義の文学実践において、アフリカの女たちがHIV/エイズとともに生きながら語る物語を読む。分析を通して人々が日々経験する性と愛と死をたどり、エイズ時代の文学の意味を考察する

専門書 (文学・歴史・芸術・その他)


アジア経済研究所『アフリカレポート』で紹介されました。

「文学の力、そして文学研究の力を強く感じさせる本である。アフリカの文学やジェンダーに関心のある人はもちろん、否応なくHIV/エイズに影響されるアフリカ社会のあり方への理解を深めたいすべての人に本書を薦めたい。」
『アフリカレポート』2013年 No.51

話題書と新着情報 (2013/12/25更新)

NHK「視点・論点」に、本書の著者・大池真知子先生が出演されました。

12月4日(水)放送の、NHKの「視点・論点」で、「アフリカの母が語るエイズ」をテーマに話されました。

*テーマ 「アフリカの母が語るエイズ」
*放送日 12月4日(水)総合テレビ 午前4時20分~30分
*再放送 Eテレ 午後1時50分~2時

なお、今回の原稿は、NHKの「視点・論点」ウェブサイトで公開されました。
視点・論点「アフリカの母が語るエイズ」

話題書と新着情報 (2013/11/27更新)

読売新聞の「文化」欄で紹介されました

「民族紛争やテロ、あるいは経済成長といった話題の陰で看過されがちな現代アフリカの日常の悲劇、劣位に置かれた女性たちの痛苦。「文学」「物語」こそが、それらを遠い日本の私たちに痛切に伝えてくれる。」(『読売新聞』2013年9月2日(月)より)
以下のサイトより全文をご覧になれます。
YOMIURI ONLINE

話題書と新着情報 (2013/9/9更新)

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