罪刑法定主義 新訂第二版

罪刑法定主義 新訂第二版
目次
序文
収録論文掲載誌目次

第一章 罪刑法定主義の概念と系譜
―概念論批判と系譜論批判を契機として
一 はじめに
二 罪刑法定主義の概念
 Ⅰ フォイエルバッハと罪刑法定主義の定式化
 Ⅱ ベッカリーアの罪刑法定主義
 Ⅲ 罪刑法定主義の形式的概念と実体的デュー・プロセスの理論
三 罪刑法定主義の系譜論批判とマグナ・カルタの歴史的意義
 Ⅰ 罪刑法定主義の系譜論
 Ⅱ マグナ・カルタの歴史的意義と罪刑法定主義
四 結語

第二章 刑事陪審制度の成立と人身の自由
一 刑事裁判と人身の自由
二 陪審裁判の意義
三 アングロ・サクスン期の刑事裁判とフランクのインクィズィシオ
四 大陪審の成立と機能
五 小陪審の成立と機能

第三章 マグナ・カルタと罪刑法定主義
一 はじめに
二 マグナ・カルタ成立の歴史的背景
三 マグナ・カルタ第三九条の解釈
四 Nulla poena sine lege
五 罪刑法定主義の歴史的意義とその動向
 Ⅰ 歴史的・思想的淵源としてのマグナ・カルタ
 Ⅱ 大陸法の概念としての罪刑法定主義
 Ⅲ 罪刑法定主義の変遷と動向
六 イギリスにおける罪刑法定主義の概念
 Ⅰ 総説
 Ⅱ 慣習刑法の排斥とイギリス刑法
 Ⅲ 刑事事後法(遡及処罰法)の禁止
 Ⅳ 類推解釈の禁止
七 刑事人権思想と法の支配
 Ⅰ ブラクトン
 Ⅱ コウク
 Ⅲ ブラックストーン
 Ⅳ 大陸への影響
 Ⅴ 法の支配の伝統

第四章 啓蒙期自然法理論と罪刑法定主義
一 はじめに
二 啓蒙主義
三 自然法の概念と機能
 Ⅰ 自然法の概念
 Ⅱ 自然法の起源と機能
四 啓蒙期自然法理論の革命的性格
 Ⅰ 合理主義
 Ⅱ 個人主義と社会契約理論
 Ⅲ 急進主義―アンシャン・レジームの刑法への戦い

第五章 罪刑法定主義の実定法上の機能
一 はじめに
二 構成要件の機能と明確性
 Ⅰ 構成要件の罪刑法定主義的機能
 Ⅱ 構成要件の規範的要素
 Ⅲ 構成要件の明確性と「明確性の理論」
三 法律主義と不遡及の原則
 Ⅰ 旧刑法第二条と罪刑法定主義
 Ⅱ 憲法第三一条とデュー・プロセスの原理
 Ⅲ 刑法と慣習法
 Ⅳ 刑事事後法の禁止
四 刑法と類推解釈
 Ⅰ 刑法解釈の指導理念
 Ⅱ 類推解釈と拡張解釈

資 料 マグナ・カルタ研究の文献解説
一 はじめに
二 体系的(総括的)・解説的文献
三 憲法史的研究
四 法制度史的研究
五 一般史的研究
六 社会・経済史的研究
七 文化史的研究
八 関連法規集およびそれに関する研究

付録 一二一五年のマグナ・カルタの原典(大英博物館所蔵)

大野 真義 著
本体6,800円(税別)
2014年11月発行
A5判/368頁
ISBN978-4-7907-1644-0
刑法の大原則であり、刑法学を学ぶ者にとっての基本的課題である罪刑法定主義の歴史的・思想的系譜を明らかにし、この原則の概念と本質を解明する著者多年の労作――初版後の実定法の変化を踏まえ新たな文献の追加と叙述の補訂を施した新訂版。

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