プラクティカル 生命・環境倫理 ― 「生命圏の倫理学」の展開

プラクティカル 生命・環境倫理
目次
まえがき

序章 「ベーシック」倫理から「プラクティカル」倫理へ
1 倫理、倫理学、応用倫理学
2 生命・環境倫理の「ベーシック」な議論
3 「プラクティカル」な議論と、基礎となる倫理学理論

第Ⅰ部 倫理学から見る現代社会
第1章 功利主義の理論と現代
1 功利主義の概要
2 功利主義の今日的分析
3 功利主義の現代社会での成否

第2章 義務論の理論と現代
1 義務論の概要
2 義務論の今日的考察
3 「義務論vs功利主義」と生命・環境倫理           

第3章 徳倫理学の理論と現代
1 徳倫理学の概要
2 徳倫理学と、功利主義・義務論
3 徳倫理学と、現代の応用倫理学

第Ⅱ部 生命・環境倫理と倫理学理論
第4章 生命倫理と倫理学理論
1 パーソン論と倫理学理論
2 死の受容と倫理学理論
3 移植・再生医療と倫理学理論

第5章 環境倫理と倫理学理論
1 自然中心主義と倫理学
2 世代間倫理と倫理学理論
3 地球全体主義と倫理学理論

第6章 「生命圏」倫理と倫理学理論
1 「生命」と「環境」をつなぐ思想
2 「生命圏」を考える試金石としての「遺伝子組み換え作物」問題
3 倫理学理論から見る遺伝子組み換え作物
4 生命圏倫理学が遺伝子組み換えに問いかけるもの

第Ⅲ部 新時代の「生命圏」と倫理
第7章 出生前診断の新技術と倫理
1 出生前診断の現代史
2 出生前診断の今日
3 出生前診断の生命倫理
4 未来社会の倫理と出生前診断

第8章 生殖ツーリズムという現代と倫理
1 人工生殖とその倫理的問題
2 卵子や腹を「買いに行く」ツーリズムの行先
3 買いに行く(あるいは売りに行く)日本人の事情
4 生殖ツーリズムの倫理的問題と解決の方向

第9章 安楽死・尊厳死法制化と倫理
1 安楽死・尊厳死問題の基本的視点
2 安楽死「合法化」に向かう国々の現状と問題
3 日本の「尊厳死法案」と賛否両論
4 「倫理」から見た「法制化」への疑問

第10章 地球温暖化への対策と倫理
1 地球温暖化と京都議定書
2 「ポスト京都」の行方
3 温暖化問題と世代間倫理、地球全体主義
4 功利主義倫理学から考える温暖化対策

第11章 原発・エネルギー問題と倫理
1 そもそも原子力発電とは? その管理、危険性は?
2 原発のメリットとデメリット、代替エネルギー
3 倫理からの再考
4 倫理としての脱原発

第12章 産業・経済と人間の倫理
1 いのちを守る営みがビジネス化される現代
2 農と食をいのちにつなげる倫理
3 「農と食」から「自然といのち」の倫理へ
4 休みませんか? 資本主義

終章 生命圏を守り育てる倫理
1 生命圏への統御感と責任意識
2 規範倫理学理論の役割と課題
3 生命圏の倫理学と技術・経済社会

参考文献
あとがき
索引

徳永 哲也 著
本体2,000円(税別)
2015年11月発行
四六判/272頁
ISBN978-4-7907-1666-2
功利主義・義務論・徳倫理学という規範理論と、農と食、原発の是非など生命と環境を揺るがせる21世紀的現実を正面からクロスさせて論じ、「筋を通す」語りや解決へ向かう思考の土台となる「プラクティカル=実践的」な生命圏倫理を提言する。

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