仕事の人類学 ― 労働中心主義の向こうへ

仕事の人類学
目次
序 章 仕事への人類学的アプローチ(中谷文美・宇田川妙子)

I 性別分業の揺らぎに向き合う
第1章 「見えない」仕事、「見せない」仕事
――ウズベキスタンの刺繍業における男性性と再ジェンダー化(今堀恵美)
第2章 揺れる「男の仕事」「女の仕事」
――ポスト社会主義期ブルガリアの農村女性たちの経験から(松前もゆる)
第3章 グローバル化における家族とジェンダー役割の再配置
――日本人女性とパキスタン人男性の越境結婚の事例から(工藤正子)
第4章 女が「稼ぐ」ということ
――東北タイ農村女性の出稼ぎとライフコースの変容(木曽恵子)
NOTE 1 妻たちの起業
 ――インドネシア女性の知恵と戦略(阿良田麻里子)
NOTE 2 北アフリカにおける女性の就労行動の変化とジェンダー役割(宮治美江子)

II 〈労働〉概念の外延を広げる
第5章 儀礼は仕事か?
――バリ人にとっての働くことと休むこと(中谷文美)
第6章 それぞれの「生きていくためのやり方」
――現代のカラハリ狩猟採集社会において働くということ(丸山淳子)
第7章 「仕事は仕事」
――東アフリカ諸国におけるインフォーマル経済のダイナミズム(小川さやか)
第8章 労働に埋め込まれた社会関係、社会関係に埋め込まれた労働
――「仕事嫌い」なイタリア人の働き方(宇田川妙子)
NOTE 3 「仕事」と「労働」
 ――東マレーシアでkerjaという言葉から考える(石川 登)
NOTE 4 「物乞い」という仕事
 ――インドネシアそして日本(嶋田ミカ)
NOTE 5 ワーク・ライフ・バランスを要請する北欧福祉社会の課題(鈴木七美)

III 労働とジェンダーの軌跡をたどる
第9章 女性たちはどこでどのように働いてきたのか
――女性労働研究の課題と方法を再考する(木本喜美子)
第10章 戦後日本における「仕事」の意味と男性性(ジェームス・ロバーソン)

中谷 文美 編/宇田川 妙子 編
本体4,000円(税別)
2016年 3月発行
A5判/318頁
ISBN978-4-7907-1675-4
〈働くこと〉=〈稼ぐこと〉だろうか……「仕事」って何? 「仕事でないもの」って何? お金にならない仕事にどんな意味がある? 世界のさまざまな地域に暮らす人々のリアリティに寄り添いながら、働くことの意味と可能性を問い直す。

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