海域世界の民族誌 ― フィリピン島嶼部における移動・生業・アイデンティティ

海域世界の民族誌
目次
 序 章 海域世界における日常的実践

第I部 セブアノ漁民の生計戦略の展開
 第1章 生計戦略の史的展開
 第2章 生計戦略の今日的動態 ― 季節移動の諸実践
 第3章 島嶼間ネットワーク構築の諸実践 ― アモ‐タオハン関係に注目して

第II部 ビサヤ民俗社会における力の観念の諸相とアイデンティティの構築
 第4章 個に内在する力としてのドゥガン(dungan)と自己
 第5章 ダコン・タウォ(dakon tawo)と移動漁民 ― ダラギット町部エリートの力
 第6章 守護聖人と移動漁民
 第7章 移動の経験と口頭伝承の生成 ― 精霊の力ガフム(gahum)とアイデンティティ
 第8章 海域世界の周縁を生きる人々 ― カラキ(kalaki)の観念をめぐって

 終 章 日常的実践の人類学にむけて

関 恒樹 著
定価5,040円(税込)
2007年発行
A5判/372頁
ISBN978-4-7907-1243-5
ビサヤ諸島の事例を中心に、非対称的な支配・被支配関係や不均衡な力の階層構造のもとで、人々はどのような生計戦略をとり、どのようにアイデンティティを構築するのか。彼らの日常的実践を描き出し、海域社会研究への新たな視座を提示する。

専門書 (人類学・民俗学)


第24回大平正芳記念賞受賞!

 「本書の魅力は、人類学的な研究文献の幅広い渉猟とその紹介、ダラギット町の漁法の変遷を過去の町議会議事録などを使って追跡した歴史学的アプローチ、そして旺盛なフィールドワークの3つが一体となって、調査地の漁民たちの生活とアイデンティティを描き出した点にある」末廣昭先生選評より
大平正芳記念賞について

 (2008/9/1更新)

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