現代哲学叢書

本叢書創刊の2011年という年は、日本人にとって忘れられない年となった。3月11日午後2時46分、マグニチュード9という巨大地震が東北・三陸地方を襲ったのである。それに伴う大津波が甚大な被害をもたらし、2万人に及ぶ死者・行方不明者を出した。それと同時に発生した東京電力福島第1原子力発電所の事故によって大量の放射能が放出され、その終息には長い年月を要すると言われている。

こうした現実を前にして学問に何ができるのか。とりわけ哲学はその時代の人々の生き方を問うものでなければならない。多種多様な現代的諸問題と哲学はどのように格闘しているのか。本叢書はそうした哲学の「現場」をさまざまな角度・論点から紹介し、その最前線へと読者をいざなおうとする試みである。読者は著者と対峙することで、自らの思索を深めることができるであろう。本叢書がそのための一助となることを願ってやまない。

(創刊のことばより)

7 件中 1-7 件を表示


プラクティカル 生命・環境倫理 ― 「生命圏の倫理学」の展開
徳永 哲也 著/2015年11月発行/本体2,000円(税別)
〈あいだ〉を開く ― レンマの地平
木岡 伸夫 著/2014年10月発行/本体1,800円(税別)
「3・11」後の技術と人間 ― 技術的理性への問い
杉田 聡 著/2014年03月発行/本体1,900円(税別)
「道徳的である」とはどういうことか ― 要説・倫理学原論
安彦 一恵 著/2013年12月発行/本体1,800円(税別)
ベーシック 生命・環境倫理 ― 「生命圏の倫理学」序説
徳永 哲也 著/2013年11月発行/本体1,900円(税別)
社会保障の哲学 ― 日本の現状を把握し、未来を展望する
加茂 直樹 著/2012年12月発行/本体1,800円(税別)
災害論 ― 安全性工学への疑問
加藤 尚武 著/2011年11月発行/本体1,800円(税別)